真夏の一夜に華を添える、強烈な思い出になればいいと思っていた。いつまでも僕ら三人が覚えていられるような、そんな思い出にするはずだった。 それで僕はあの廃墟の話をした。 「ねえ、ここ見つけたのだいぶ前なんでしょ?よく道覚えてるよね」 「俺の記憶…
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