紅葉を眺むれば

なにもかもがどうでもよくなって夜の新宿をひた歩いてたら怖そうなお兄さんとか酔っ払ったおじさんが話しかけてきたからちょっとずつ明かりの少ない方へずんずん歩いてわんわん泣いた。 でももう泣きすぎて歩き疲れて深夜を回って家に帰れなくなって自分がどうなっちゃうんだろうと少しだけ心細くなった頃、あの人に出会っ…